2016年度 農検1級【問5】【問6】

「日本農業の現状」

「農地面積の推移と耕作の状況」

2016年度の日本農業検定1級の【問5】は「不適切な箇所があったため、採点対象から除外」となっており公開されていない。【問6】では近年後継者不足とう騒がれており問題になっている耕作放棄地について問われた。

 

この問はまさに日本農業の現状を問う問題である。1961年には最大だった609万haあった農地は2014年には452万haと26%も減少した。カテゴリーの「日本農業検定」から離れて今後は日本の各都道府県の現状がどうなっているのか。新規就農するためにはどうするのか等を行政や教育機関の情報を発信拡散できるように情報収集していきたい。

 

2016年度本試験問題より

【問5】不適切な箇所があったため、採点対象から除外

【問6】増えている耕作放棄地の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

  1. 2015年に42万4000haに増大した耕作放棄地の面積は、富山県全体の面積に匹敵する。
  2. 放棄地増加の理由は、高齢化・労働力不足が最も多い。
  3. 中山間農業地域では、鳥獣被害が多いことも、増加の理由になっている。
  4. 耕作放棄地増加の主因は、半分の面積を占めている「自給的農家」にある。

【解答】4「自給的農家」ではなく、「土地持ち非農家」

土地持ち非農家とは農家以外で耕地及び耕作放棄地を5a以上所有している世帯のこと。

 

「2017年度試験対策」

2017年度の試験については2回目となります。実際のところどこまで試験問題が変更になるのか見当もつきませんが、それなりの対策が必要かと思われます。

  • 農業就業人口は2010年の前回調査から5年間で約30万人の減少となった。

→× 51万6000人の減少となった。

  • 食料自給力とは国内農林水産業生産による食料の潜在生産力を示す概念であり、その構成要素は農地、農業用水等の農業資源、農業技術、農業就業者。水産物は潜在的生産量と漁業就業者である。

→〇

  • 耕作放棄地は農林業センサス(5ごと調査)において「以前耕作していた土地で、過去1年以上作物を作付け(栽培)せず、この数年の間に再び作付けする予定の土地」とされ、農家等の意思に基づき調査把握したもの。

→× この数年の間に再び作付けする考えのない土地のこと

 

日本農業の現状分野については、全部で2問出題されている。公式テキストP16からP19までで2問となっています。※公式ホームページには【問5】は公開されていません。

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