「栽培分野」
「植物の生長」
2016年度の日本農業検定2級の【問1】~【問5】では栽培分野の「植物の生長」について問われた。問題の考察については、随時更新をしていこうと考えています。
2016年度本試験問題より
【問1】発芽についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。
- 乾燥状態の種は休眠状態になっているが、
発芽適温になれば休眠は解除される。 - 吸水した種は呼吸をはじめ、
その呼吸によって発芽するためのエネルギーを作り出す。 - 種が発芽するためには空気(酸素)
と温度とチッ素肥料が必要である。 - ほとんどの野菜の種の発芽適温は10℃〜15℃の範囲である。
【解答】2
【問2】それぞれの野菜の発芽に関する性質で、
- トマトは光が無い方が良く発芽する。
- ミツバは光があった方が良く発芽する。
- ダイコンは光が無い方が良く発芽する。
- ニンジンは水分が少ない方が良く発芽する。
【解答】4
【問3】光合成作用と呼吸作用についての説明で、
- 光合成作用は、
葉の葉緑体の中で気孔から吸収されたチッ素を利用して行われてい る。 - 作物は、光合成作用で主にたんぱく質を作り出している。
- 作物の呼吸作用には、
主に根が土壌中から吸収した炭水化物が使われている。 - 作物の呼吸作用では、
動物と同じように酸素を吸収し二酸化炭素を放出している。
【解答】4
【問4】花芽分化と開花についての説明で、
- 人為的に日長や温度を調整したり、
植物ホルモンを利用することによって開花調節することができる。 - 花芽分化が行われたのちに、
花芽は日長や温度の影響を受けて成長し開花する。 - ホウレンソウは短日の影響を受けて花芽分化する。
- 一季成りイチゴは、
植物体がある大きさ以上に生育してから一定期間低温、 短日に合うと花芽分化する。
【解答】3
【問5】受粉についての説明で、
- エダマメ(ダイズ)は両性花で自家受粉する。
- カブは虫媒花で他家受粉する。
- イネは両性花で風媒花である。
- カボチャは両性花で風媒花である。
【解答】4