2016年度 農検3級【問35】~【問36】

「栽培分野」

「農業全般基礎」

2016年度の日本農業検定3級の【問35】~【問36】では農業入門についてそれぞれ問われた。【35】~【40】では、「農業入門」「日本農業の姿」といことで日本農業の基礎知識が問われている。


2016年度本試験問題より

【問35】農業の多面的な機能における「水田の役割」として適切でないものは次のうちどれですか。

    1. 水質浄化の機能
    2. 主食である米を生産する機能
    3. 酸性雨の発生を抑制する機能
    4. 地下水涵養(ちかすいかんよう)の機能

【解答】3

酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。水田が存在することで直接抑制する機能はありません。



【問36】農業経営の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 米は自由販売になり、農家は新たな販売先や流通先を開拓する必要がある。
    2. 政府による米の買い取り制度(食管制度(しょっかんせいど))は現在も存続している。
    3. これからの農業経営には流通販売の知識や法律・IT技術など広範囲な知識・技術が求められている。

【解答】2

食管制度は、政府によるコメの買い取り制度だが、1995年に民間流通を機軸とする主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)が施行され,食糧管理法は廃止。食糧管理制度の名称も食糧制度という呼称となった。食糧法はその後も改正が行なわれ,米の販売の自由化などが進んだ。



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