「栽培分野」
「農業全般基礎」
2016年度の日本農業検定3級の【問37】~【問40】では農業入門についてそれぞれ問われた。【35】~【40】では、「農業入門」「日本農業の姿」といことで日本農業の基礎知識が問われている。
2016年度本試験問題より
【問37】食料自給率(カロリーベース:平成21年度)が最も高い国は次のうちどれですか。
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- アメリカ
- オーストラリア
- カナダ
- フランス
【解答】3
問題出題時の内容としては、平成21年度のデータを使用している。平成21年度の食料自給率(カロリーベース)だと、1位:カナダ223%、2位:オーストラリア187%、3位:アメリカ130%、4位:フランス121%、5位:ドイツ93%となっている。
【問38】日本の農業の就業人口(平成24年度農林水産省統計)についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。
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- 日本の総就業人口6,275万人のうち、農業就業人口は約8%の約500万人である。
- 農業就業人口の年齢別構成で、65歳以上の高齢者が占める割合は50%である。
- 39歳以下の新規青年就農者は1.5万人弱であり、後継者問題が大きな課題となっている。
【解答】3
選択肢1については、日本の農業就業人口は約4.0%の約251万人となっているので誤り。選択肢2については、農業就業人口の年齢別構成を問われているが、65歳以上の高齢者が占める割合は約60%となっているので誤り。選択肢3の記述は正しい。
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【問39】耕作放棄地についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。
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- 耕作放棄地は1年以上作物が作られず、耕作を再開する見込みのない土地をいう。
- 耕作放棄地の面積は農業労働力の高齢化やこれに伴う農家の後継者不足により年々増加している。
- 平成22年度の耕作放棄地の面積は、全国で約10万haであった。
【解答】3
選択肢3については、平成22年度の耕作放棄地の面積は、全国で約40万haになるので誤り。
【問40】専業農家と兼業農家の説明で、正しいものは次のうちどれですか。
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- 兼業農家のうち、兼業所得の方が農業所得よりも多い農家を第1種兼業農家という。
- 農業所得が兼業所得よりも多い農家を第2種兼業農家という。
- 世帯員の中に兼業従事者が1人もいない農家で、農業収入だけで生計をたてている農家を専業農家という。
- 農家の数は兼業農家が次第に増えてきているが、まだ専業農家の方が多い。
【解答】3
選択肢1については、第1種兼業農家について問われているが、第1種兼業農家は農業所得が兼業所得より多い農家をいうので誤り。選択肢2については、選択肢1の解説同様。選択肢4については、現在の日本は圧倒的に兼業農家のほうが多い構成となっているので誤り。