「食分野」
「食生活・食品の基礎知識」
2016年度の日本農業検定3級の【問46】~【問47】では「食生活と栄養」「食品に含まれる栄養素」についてそれぞれ問われた。
2016年度本試験問題より
【問46】人にとっての水分の働きの説明で、正しいものは次のうちどれですか。
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- 乳幼児、成人、高齢者を比べた場合、体重に占める水分量の割合が最も多いのは成人である。
- 成人の場合、体重の約75%が水分である。
- 水分は5大栄養素の一つである。
- 水分は体内で栄養素の運搬に重要な働きをしている。
【解答】4
選択1については水分量について問われている。乳幼児約75%、成人約60%、高齢者約50%が体重における割合であるので誤り。選択肢2については選択肢1同様成人は体重の約60%であるので誤り。選択肢3については、5大栄養素は「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」「無機質」「ビタミン」である。よって「水」は5大栄養素にふくまれないので誤り。
【問47】食品に含まれる栄養素の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。
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- 炭水化物は穀類やイモ類に多く含まれている。
- カルシウムは牛乳・乳製品・小魚類に多く含まれている。
- たんぱく質は肉や大豆に含まれている。
- カロテンはダイコン、ネギに多く含まれている。
【解答】4
選択4にいついては、カロテンは緑黄色野菜に多く含まれている。ニンジン、トマト、ピーマン、コマツナ、ホウレンソウである。ダイコン、ネギについてはビタミン類が多く含まれている。よって誤り。