2016年度 農検1級【問16】



「人間生活の3第課題」

「食料・環境・資源の3すくみ問題」

2016年度の日本農業検定1級の【問16】では「世界のエネルギー消費と環境」について問われた。人口増加で深刻化が進む3大課題について押さえておきたい。

 

2016年度本試験問題より

【問16】世界のエネルギー消費と環境についての説明で、間違っているのは、次のうちどれですか。
    1. 世界における一次エネルギー消費量(石油換算)の順位は1位石油、2位石炭、3位天然ガス、4位水力、5位原子力である
    2. 世界的な人口増加にともない、世界の一時エネルギーの消費量は、過去45年間で約5倍に増大した。
    3. 石油・石炭などのエネルギーの大量消費が、大気中の二酸化炭素濃度を増加させた。
    4. 地球温暖化は、温室効果ガスとしての二酸化炭素の増加が主たる原因となっている。
      【解答】2

    選択肢2については、世界の一次エネルギーの消費量は過去45年間で約3倍に増大した。記載の5倍は誤り。

    「2017年度試験対策」

    2017年度の試験については2回目となります。実際のところどこまで試験問題が変更になるのか見当もつきませんが、それなりの対策が必要かと思われます。

    • 地球温暖化は二酸化炭素が主たる原因である可能性がきわめて高いとIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告書のなかで結論付けられている。

    →〇

    • 大気中の二酸化炭素濃度は1900年には約280ppmだったが2010年には約560ppmと2倍となった。

    →× 二酸化炭素濃度は1960年に320ppmに達し、2010年には385ppmになっているので560ppmは誤り。

    合わせてこの章で確認したいのが、二酸化炭素濃度の増加とか、地球温暖化の主たる原因が二酸化炭素であるという結論付けはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)でる。という点。一度はみておかないと感では解けないような内容である。

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