「日本人の食と実態」
「肥満と生活習慣病の増加」
2016年度の日本農業検定1級の【問28】では「日本人の食生活」について問われた。米の年間消費量が問われるなど細かい内容にも注意が必要。
2016年度本試験問題より
【問28】日本人の食生活の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。
- 日本型食生活は、コムギと畜肉を主体とした欧米型食生活を比較して低脂肪、低カロリーであるのが特徴である。
- 日本型食生活は、ジャガイモと畜肉を主体とした欧米型食生活と比較して低タンパク質、低カロリーであるのが特徴である。
- 近年、日本人の食生活では米と野菜が減り、代わりに果汁、肉類、油脂類が増えてきた。
- 日本人1人当たりの米の年間消費量は、1962年の118.3kgから2009年には58.5kgへと約50年間で半減している。
【解答】2
選択肢2については、低脂肪、低カロリーであるのは日本型食生活の特徴だが、低タンパク質ではないので誤り。
「2017年度試験対策」
2017年度の試験については2回目となります。実際のところどこまで試験問題が変更になるのか見当もつきませんが、それなりの対策が必要かと思われます。
内臓脂肪型肥満は肥満タイプのひとつで、腹腔内の腸のまわりに脂肪が過剰に蓄積している状態で比較的女性に多くみられる。
→× 内臓脂肪型肥満は比較的男性に多くみられる。
皮下脂肪型肥満は肥満タイプのひとつで、おもに皮下組織に脂肪が過剰に蓄積している状態で比較的男性に多くみられる。。
→× 皮下脂肪型肥満は比較的女性に多くみられる。
日本人と食の実態については、公式テキストのページ数のわりには出題数が多いといえる。効率的に勉強を進めていくには「食分野」から押さえていくのもよい。