「食品の安全・安心」
「食品添加物の動向」
2016年度の日本農業検定1級の【問30】では「食品添加物」について問われた。食品添加物は日常手にした食品になにが含まれているのかチェックしておくとイメージがつきやすいかもしれない。
2016年度本試験問題より
【問30】食品添加物の説明として正しいものは次のうちどれですか。
- 食品に最終的に残らない食品添加物や栄養を強化するものは、表示しなくてもよい
- 「保存料・合成着色料不使用」の表示食品は、保存料をいっさい使用していない
- 食品添加物は、厚生労働大臣が使用を認めた「指定添加物」のみで、例外は認められていない。
- 食品添加物の役割として、栄養の強化は認められていない
【解答】1
選択肢2は、保存料の代わりに腐敗を防ぐ効果のある食品添加物や天然着色料を代替使用していることもあるので誤り。選択肢3は、以前から日本で使用されてきた「既存添加物」があり、例外的に使用が認められているものもある。選択肢4は、栄養の強化も認められている。
「2017年度試験対策」
2017年度の試験については2回目となります。実際のところどこまで試験問題が変更になるのか見当もつきませんが、それなりの対策が必要かと思われます。
食品添加物の役割で、風味の向上を使用目的としている添加物は甘味料では「キシリトール」「アステルパーム」などが挙げられる。
→〇
食品添加物の役割で、保存性の向上を使用目的としていて、酸化防止剤では「エリソルビン酸ナトリウム」「ソルビン酸」などが挙げられる。
→× ソルビン酸は保存料としてつかわれ、酸化防止剤としては「ビタミンE」がある
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代表的な添加物を覚えておくと細かい問題まで対応ができるかもしれないので時間があれば具体的な食品添加物の役割まで押さえておくと安心かもしれない。