2016年度 農検2級【問6】~【問10】

「栽培分野」

「作物の栽培」

2016年度の日本農業検定2級の【問6】~【問10】では「栽培に係わる環境の要素」「栽培作業の基礎」についてそれぞれ問われた。

2016年度本試験問題より

【問6】作物を育てる土壌についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。

    1. 作物が育ちやすいのは、土壌の粒子が密に詰まった単流構造の土壌である。
    2. 固相が約40%、液相と気相がそれぞれ約30%の土壌が作物の根が育ちやすい。
    3. 団粒構造の土壌は、水分を含みやすいので通気性が悪くなる。
    4. 団粒構造の土壌も、有機物を多く入れることによって単粒構造の土壌に改善できる。

【解答】2

【問7】土壌の化学性についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 作物によって好まれる土壌の化学性は異なっている。
    2. PHの値が7を中世、7より大きい場合を酸性という。
    3. 土壌の化学性は、栽培している作物によっても年々変化している。
    4. 土壌の酸度を調整するために石灰が良く使われる。

【解答】2

 

【問8】土壌の生物性についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 土壌中の微生物やミミズ等の小動物を増やすことにより、土壌の単粒化が促進される。
    2. 堆肥や腐葉土は微生物やミミズ等の餌になるので、微生物等の活動が活発になる。
    3. 土壌中の微生物や小動物は、土壌中の有機物を分解して植物にとっての栄養分を変えてくれる。
    4. 微生物や小動物は、作物にとって有害なものだけでなく有用なものも多い。

【解答】1




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【問9】栽培に係わる生物的要素の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. ミツバチは受粉を手助けしてくれる昆虫である。
    2. お互いの生育に悪い影響を与える植物をコンパニオンプランツという。
    3. 山林の荒廃が原因となり、イノシシやシカが畑に下りてきて作物を餌として荒らす被害が増えている。
    4. 輸入飼料と一緒に入り込んだ草の種が、畑の中で繁殖する例が見られる。

【解答】2

【問10】「うね」についての説明で、間違っているものはつぎのうちどれですか。

    1. 作物の根や枝葉の成長場所を確保するために、うねの高さや幅を調節する。
    2. 作物への日当たりに影響するのは、うねの方向よりもうねの高さである。
    3. 排水が悪い畑や耕土が浅い畑では、高うねにするとよい。
    4. うねの方向によって土壌の流出を防ぐことができる。

【解答】2

2016年度 農検2級 【問1】~【問5】

「栽培分野」

「植物の生長」

2016年度の日本農業検定2級の【問1】~【問5】では栽培分野の「植物の生長」について問われた。問題の考察については、随時更新をしていこうと考えています。

 

2016年度本試験問題より

【問1】発芽についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。

  1. 乾燥状態の種は休眠状態になっているが、発芽適温になれば休眠は解除される。
  2. 吸水した種は呼吸をはじめ、その呼吸によって発芽するためのエネルギーを作り出す。
  3. 種が発芽するためには空気(酸素)と温度とチッ素肥料が必要である。
  4. ほとんどの野菜の種の発芽適温は10℃〜15℃の範囲である。

【解答】2

【問2】それぞれの野菜の発芽に関する性質で、間違っているものは次のうちどれですか。

  1. トマトは光が無い方が良く発芽する。
  2. ミツバは光があった方が良く発芽する。
  3. ダイコンは光が無い方が良く発芽する。
  4. ニンジンは水分が少ない方が良く発芽する。

【解答】4

【問3】光合成作用と呼吸作用についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。

  1. 光合成作用は、葉の葉緑体の中で気孔から吸収されたチッ素を利用して行われている。
  2. 作物は、光合成作用で主にたんぱく質を作り出している。
  3. 作物の呼吸作用には、主に根が土壌中から吸収した炭水化物が使われている。
  4. 作物の呼吸作用では、動物と同じように酸素を吸収し二酸化炭素を放出している。

【解答】4

【問4】花芽分化と開花についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

  1. 人為的に日長や温度を調整したり、植物ホルモンを利用することによって開花調節することができる。
  2. 花芽分化が行われたのちに、花芽は日長や温度の影響を受けて成長し開花する。
  3. ホウレンソウは短日の影響を受けて花芽分化する。
  4. 一季成りイチゴは、植物体がある大きさ以上に生育してから一定期間低温、短日に合うと花芽分化する。

【解答】3

【問5】受粉についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

  1. エダマメ(ダイズ)は両性花で自家受粉する。
  2. カブは虫媒花で他家受粉する。
  3. イネは両性花で風媒花である。
  4. カボチャは両性花で風媒花である。

【解答】4