2018年度 農検3級 問4

問4
野生鳥獣による農作物被害についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

① 鳥獣害の被害額は、2013(平成25)年度から増加を続け、2015(平成27)年度には年間250億円を超えた。
② 被害額の約8割は獣害によるもので、獣害の9割はイノシシ、サル、シカによるものである。
③ 鳥獣害を深刻化・広域化させている背景には、耕作放棄地の増加が関わっている。

解答 ①

解説
①鳥獣害の被害額は、2013(平成25)年度から増加を続け、2015(平成27)年度には年間176億円を超えた

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2018年度 農検3級 問3

問3
 耕作放棄地についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

① 耕作放棄地とは、過去1年以上の間、作物生産がされず、今後も耕作に使う意思のない土地をいう。
② 2015(平成27)年の耕作放棄地面積は42万3,000haで、日本の全農地面積(450万ha)の1割に達しようとしている。
③ 耕作放棄地がこれ以上増えないように、農林水産省は「農地集積バンク」を設け、耕作放棄地を所有者から買い上げ、受け手に販売する仕組みをつくった。

解答 ③

解説
③ 耕作放棄地がこれ以上増えないように、農林水産省は「農地集積バンク」を設け、耕作放棄地を所有者から買い上げ、受け手に販売する仕組みをつくった。

→農地集積バンク(都道府県農地中間管理機構)は「農地を貸したい人」が、農地集積バンク(都道府県農地中間管理機構)へ貸付け、「農地を借りたい人」へ転貸する仕組み。売買ではない。

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2017年度 農検3級【問3】



「栽培分野」

「農業全般基礎【農業入門】」

2017年度の日本農業検定3級の【問3】では「田園回帰」について問われた。公式3級テキスト内では農業入門には記載がないのですが、農林水産省の「「田園回帰」の動き」に記載があります。リンクをはっておきますので理解を深めたい方はぜひ見てみてください。

2017年度本試験問題より

【問3】次のA・B・Cは「田園回帰」について説明したものです。正しいものを全て選んでいるものは①~④のうちどれですか。

  1. A:都市に住む若者を中心に、農村への関心を高め新たな生活スタイルを求める動きのこと。
  2. B:定年退職を契機として農村への定住志向が高まっていること。
  3. C:自然豊かで魅力的な子育て環境をつくる取り組みが、若い女性の移住を増やしている町がある。
  1. A・B・C
  2. A・B
  3. B・C
  4. A・C



【解答】1
【解説】今回の問では全て正しい記述が書かれている。このまま理解されると良いかもしれませんね。
農林水産省「「田園回帰」の動き」※外部リンク
農林水産省HPより→都市に住む若者を中心に、農村への関心を高め新たな生活スタイルを求めて都市と農村を人々が行き交う「田園回帰」の動きや、定年退職を契機とした農村への定住志向がみられるようになってきています。
内閣府が平成26(2014)年度に行った調査によると、都市住民の3割が農山漁村地域に定住してみたいと答えており、その割合は平成17(2005)年度に比べて増加しています。特に、20歳代男性の農山漁村に対する関心が高いこと、60歳代以上の男性については定年退職後の居住地としてUIJターンを想定していることがうかがえます。一方、女性については、全般では男性より低いものの、30歳代及び50歳代で比較的高い定住願望がみられます。

※UIJリターンとは、大都市圏の居住者が地方に移住する動きの総称で、Uターンは出身地に戻る形態、Iターンは出身地以外の地方へ移住する形態、Jターンは出身地近くの地方都市に移住する形態をいう。



2017年度 農検3級【問1】

2017年度 農検3級【問1】

「栽培分野」

「農業全般基礎【農業入門】」

2017年度の日本農業検定3級の【問1】では農業就農者について問われた。農林水産省の統計データが見られる外部リンクを載せておくのでぜひ参考にしてください。細かいところまで聞かれているので注意して覚えるようにしましょう。

2017年度本試験問題より

【問1】農業就業者についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

  1. 農業のみに従事しているか、兼業よりも農業の労働日数が多い人のことをいう。
  2. 1990(平成2)年には482万人いたが、2016(平成28)年には200万人を割り、192万人台となった。
  3. 農業就業者の年齢は、65歳以上が全体の65%以上を占めており、高齢化が進んでいる。
  4. 新規就農者数は、2010(平成22)年以降は5万人台で推移していたが、国の支援制度も厚くなり、2015(平成27)年には10万人を超えた。

【解答】4
【解説】平成27年には6万5千人強で、10万人は越えていない。
農林水産省「農林統計(平成28年新規就農者調査)」※外部リンク



2016年度 農検3級【問48】~【問50】

「食分野」

「食生活・食品の基礎知識」

2016年度の日本農業検定3級の【問48】~【問50】では「食品の選択・食品に表示」「日本の食文化」「調理の基礎」についてそれぞれ問われた。



2016年度本試験問題より

【問48】消費期限の説明で正しいものは次のうちどれですか。

    1. ハムやソーセージに表示されている。
    2. スナック菓子やカップめんに表示されている。
    3. 品質が保たれ、おいしく食べることができる期限である。
    4. 製造日を含めて、おおむね5日以内で品質が劣化する食品に表示されている。

【解答】4

選択肢1についてはハムやソーセージについて消費期限ではなく「賞味期限」であるので誤り。選択肢2については選択肢1同様、スナック菓子、カップ麺についても「賞味期限」であるので誤り。選択肢3についても、「賞味期限」の説明であるので誤り。

【問49】発行食品の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 発行食品は加工食品のひとつである。
    2. 比之保(ひしお)は食塩の原型である。
    3. かつおぶしは発行食品である。
    4. チーズは発行食品である。

【解答】2

選択2にいついては、日本の伝統的な発行食品「日之保(ひしお)」の説明だが、「しょうゆ」や「みそ」の原型である。「食塩」の原型とは異なるので誤り。

【問50】食材の計量に使うスプーンとカップの容量が全て正しいものは次のうちどれですか。

    1. 小さじ10ml、大さじ20ml、計量カップ200ml
    2. 小さじ10ml、大さじ20ml、計量カップ150ml
    3. 小さじ5ml、大さじ15ml、計量カップ200ml
    4. 小さじ5ml、大さじ15ml、計量カップ150ml

【解答】3

小さじ5ml、大さじ15ml、軽量カップ200mlなので解答は3となる。



2016年度 農検3級【問46】~【問47】

「食分野」

「食生活・食品の基礎知識」

2016年度の日本農業検定3級の【問46】~【問47】では「食生活と栄養」「食品に含まれる栄養素」についてそれぞれ問われた。



2016年度本試験問題より

【問46】人にとっての水分の働きの説明で、正しいものは次のうちどれですか。

    1. 乳幼児、成人、高齢者を比べた場合、体重に占める水分量の割合が最も多いのは成人である。
    2. 成人の場合、体重の約75%が水分である。
    3. 水分は5大栄養素の一つである。
    4. 水分は体内で栄養素の運搬に重要な働きをしている。

【解答】4

選択1については水分量について問われている。乳幼児約75%、成人約60%、高齢者約50%が体重における割合であるので誤り。選択肢2については選択肢1同様成人は体重の約60%であるので誤り。選択肢3については、5大栄養素は「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」「無機質」「ビタミン」である。よって「水」は5大栄養素にふくまれないので誤り。



【問47】食品に含まれる栄養素の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 炭水化物は穀類やイモ類に多く含まれている。
    2. カルシウムは牛乳・乳製品・小魚類に多く含まれている。
    3. たんぱく質は肉や大豆に含まれている。
    4. カロテンはダイコン、ネギに多く含まれている。

【解答】4

選択4にいついては、カロテンは緑黄色野菜に多く含まれている。ニンジン、トマト、ピーマン、コマツナ、ホウレンソウである。ダイコン、ネギについてはビタミン類が多く含まれている。よって誤り。



2016年度 農検3級【問44】~【問45】

「栽培分野」

「環境基礎」

2016年度の日本農業検定3級の【問44】~【問45】では「地球環境問題」についてそれぞれ問われた。



2016年度本試験問題より

【問44】地球の温暖化が様々な影響をもたらしていますが、温暖化の影響として間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 猛暑により冷房などの使用量が増え、電力不足が起こっている。
    2. 生物の生息環境が変化し、生態系に影響が出ている。
    3. 酸性雨が降る頻度が増加している。

【解答】3

地球温暖化の影響としては、1氷河、南極の氷が溶けるなどによる海面水位の上昇による陸地の絵減少、2豪雨・干ばつなどの異常気象による農作物への被害・水不足・食料不足、3猛暑による冷房などのエネルギー消費による電力不足、4生態系への影響や希少生物の絶滅、が挙げられており、酸性雨は温暖化の影響とは別の問題となる。



【問45】オゾン層についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. オゾン層は地球の成層圏(せいそうけん)の中にある層である。
    2. オゾン層は生物にとって有害な赤外線を吸収して地球上の生物の身を守っている。
    3. フロンがオゾン層を破壊する原因物質とわかったため、フロンを使用しない商品の開発が進められた。

【解答】2

選択2んいついては、オゾン層は生物にとって有害な紫外線を吸収して地球上の生物の身を守っているので赤外線が誤り。



2016年度 農検3級【問41】~【問43】

「栽培分野」

「環境基礎」

2016年度の日本農業検定3級の【問41】~【問43】では「農薬・化学肥料問題・資源の再利用問題」についてそれぞれ問われた。

2016年度本試験問題より

【問41】農業で「ポストハーベスト」とは何を指していますか。正しいものは次のうちどれですか。

    1. 化学肥料や農薬を定められた基準に従って使用し農作物を栽培すること。
    2. 化学肥料や農薬を使わずに農作物を栽培すること。
    3. 収穫後の農作物に使用する農薬のこと。
    4. 作業の機械化を図り、労力を軽減して農作物を栽培すること。

【解答】3

「ポストハーベスト」とは、収穫後に使用する農薬のこと。残留農薬による人体への影響、安全性から日本では禁止されている。

【問42】「フードマイレージ」の説明で、間違っているものは次のうちぢれですか。

    1. フードマイレージで表される指標は、食品の重量に輸送距離を掛けて算出されたものである。
    2. 食品の輸送に伴い排出される二酸化炭素が地球環境に与える負荷を示した指標である。
    3. フードマイレージによって、外国から安い農産物を輸入した方が地球環境に良いことが示されている。

【解答】3

選択肢3については、フードマイレージ自体、地球環境に与える負荷を示した指標であり、地球環境に良いという指標にはなっていない。外国から安い農産物を輸入すると輸送距離があるのでフードマイレージの値が大きくなり、地球環境負荷が大きくなる。

【問43】循環型社会をつくるために3Rの取り組みが進められ、取り組みの優先順位が定められていますが、正しいものは次のうちどれですか。

    1. リユース → リサイクル → リデュース
    2. リサイクル → リユース → リデュース
    3. リデュース → リユース → リサイクル
    4. リユース → リデュース → リサイクル

【解答】3

3Rのそれぞれの意味をおさえておけば、順番はわかるようになる。
1、リデュース:廃棄物の発生抑制(減らす)
2、リユース:再使用(繰り返し使用する)
3、 リサイクル:再資源化(再生利用)




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2016年度 農検3級【問37】~【問40】

「栽培分野」

「農業全般基礎」

2016年度の日本農業検定3級の【問37】~【問40】では農業入門についてそれぞれ問われた。【35】~【40】では、「農業入門」「日本農業の姿」といことで日本農業の基礎知識が問われている。


2016年度本試験問題より

【問37】食料自給率(カロリーベース:平成21年度)が最も高い国は次のうちどれですか。

    1. アメリカ
    2. オーストラリア
    3. カナダ
    4. フランス

【解答】3

問題出題時の内容としては、平成21年度のデータを使用している。平成21年度の食料自給率(カロリーベース)だと、1位:カナダ223%、2位:オーストラリア187%、3位:アメリカ130%、4位:フランス121%、5位:ドイツ93%となっている。



【問38】日本の農業の就業人口(平成24年度農林水産省統計)についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。

    1. 日本の総就業人口6,275万人のうち、農業就業人口は約8%の約500万人である。
    2. 農業就業人口の年齢別構成で、65歳以上の高齢者が占める割合は50%である。
    3. 39歳以下の新規青年就農者は1.5万人弱であり、後継者問題が大きな課題となっている。

【解答】3

選択肢1については、日本の農業就業人口は約4.0%の約251万人となっているので誤り。選択肢2については、農業就業人口の年齢別構成を問われているが、65歳以上の高齢者が占める割合は約60%となっているので誤り。選択肢3の記述は正しい。

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【問39】耕作放棄地についての説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 耕作放棄地は1年以上作物が作られず、耕作を再開する見込みのない土地をいう。
    2. 耕作放棄地の面積は農業労働力の高齢化やこれに伴う農家の後継者不足により年々増加している。
    3. 平成22年度の耕作放棄地の面積は、全国で約10万haであった。

【解答】3

選択肢3については、平成22年度の耕作放棄地の面積は、全国で約40万haになるので誤り。



【問40】専業農家と兼業農家の説明で、正しいものは次のうちどれですか。

    1. 兼業農家のうち、兼業所得の方が農業所得よりも多い農家を第1種兼業農家という。
    2. 農業所得が兼業所得よりも多い農家を第2種兼業農家という。
    3. 世帯員の中に兼業従事者が1人もいない農家で、農業収入だけで生計をたてている農家を専業農家という。
    4. 農家の数は兼業農家が次第に増えてきているが、まだ専業農家の方が多い。

【解答】3

選択肢1については、第1種兼業農家について問われているが、第1種兼業農家は農業所得が兼業所得より多い農家をいうので誤り。選択肢2については、選択肢1の解説同様。選択肢4については、現在の日本は圧倒的に兼業農家のほうが多い構成となっているので誤り。

2016年度 農検3級【問35】~【問36】

「栽培分野」

「農業全般基礎」

2016年度の日本農業検定3級の【問35】~【問36】では農業入門についてそれぞれ問われた。【35】~【40】では、「農業入門」「日本農業の姿」といことで日本農業の基礎知識が問われている。


2016年度本試験問題より

【問35】農業の多面的な機能における「水田の役割」として適切でないものは次のうちどれですか。

    1. 水質浄化の機能
    2. 主食である米を生産する機能
    3. 酸性雨の発生を抑制する機能
    4. 地下水涵養(ちかすいかんよう)の機能

【解答】3

酸性雨とは、二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)などを起源とする酸性物質が雨・雪・霧などに溶け込み、通常より強い酸性を示す現象です。水田が存在することで直接抑制する機能はありません。



【問36】農業経営の説明で、間違っているものは次のうちどれですか。

    1. 米は自由販売になり、農家は新たな販売先や流通先を開拓する必要がある。
    2. 政府による米の買い取り制度(食管制度(しょっかんせいど))は現在も存続している。
    3. これからの農業経営には流通販売の知識や法律・IT技術など広範囲な知識・技術が求められている。

【解答】2

食管制度は、政府によるコメの買い取り制度だが、1995年に民間流通を機軸とする主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)が施行され,食糧管理法は廃止。食糧管理制度の名称も食糧制度という呼称となった。食糧法はその後も改正が行なわれ,米の販売の自由化などが進んだ。